| 『青学テニス部恒例行事(ぇ)・手塚国光災難の日・2』 無知ほど恐ろしいものはない いや、無知ほど幸せなことはないのかもしれない 知らなくても良いこと、分からなくても良いこと きっと世の中にはある・・・ハズだ そう、この人の愛情表現においては―――
部活前の部室で、手塚はいつも通り着替えていた。 他の部員もほぼ揃っていて、レギュラー陣で来ていないのは不二だけだった。 「手塚。あの、さ?不二に言われた通り、チョコ持ってきたのか?」 大石が控えめに手塚に尋ねる。 誰もが聞きたいと思っていたであろう質問を大石がしてくれたことに、部室内の全員が歓喜した。 「昨日も言ったと思うが、俺があげる必要性は無いだろう?」 と言いきる手塚が、無論チョコを持ってきているわけも無く…… 元より、学校にお菓子を持っていくという行為自体、手塚にとっては避けたい行動なのだ。 「手塚、自殺行為だにゃ〜!」 ひょいっと後ろから手塚に抱きついたのは菊丸だった。 「こら、菊丸。重いだろう」 文句を言いつつも、手塚は菊丸を無理やり振り払おうとはしない。 「だって〜!あの不二に言われたんだよ?持ってこないほうがどうかしてるぅ」 「確かに、無謀な行動かもしれないな」 「乾まで……」 手塚は、何故そこまで皆が気にするのか分からず首を傾げる。 「俺が不二にチョコをあげなかったら何かあるのか?」 この言葉を聞いて、部室内の空気が止まった。 (鈍すぎる……!!) 部室にいる部員全員の心の叫びが手塚に届くわけも無く、手塚は首をかしげたままだ。 ちょうどその時部室の扉が開いて、不二が入ってきた。 「あれ?皆どうした……英二、何してるの?」 最初のほうはいつも通りの不二スマイルに不二ヴォイス。 後半部分は、開眼モードの絶対零度の満面スマイルと声。 もちろん、手塚に抱きついたままの英二に向かって飛ばされる視線は氷のように冷たい。 「うにゃ〜!手塚ぁ!不二がいじめる!」 その視線に怯えて、菊丸は更に手塚に抱きつく。 「英二。一回、逝ってくる?」 満面の笑み、もちろん1000万でも買えないような笑顔で不二は菊丸に告げる。 無論、不二の背後には見えざる黒いオーラが立ちこめている。 慌てて大石が菊丸を手塚から引き剥がした。 「ふ、不二。いつもの癖だ。許してやってくれ。な?」 だから犯罪はやめてくれ…と、大石が心の中で呟いたかどうかは定かではないが…… 「まぁ…いいよ。今日は、許してあげる」 ただし次は無いよとサラリと続けて、不二は手塚に近づく。 「ねぇ?チョコは持ってきた?」 ニコニコと微笑む不二に、手塚があっさりと答えた。 「いや?」 その返答に、一瞬にして部室内は再び凍りつく。 (手塚…短い付き合いだったな……) (部長…部長のことは絶対に忘れません……) 3年レギュラー陣とその時部室にいた部員は全員、心の中でそう手塚に語りかけ再び合掌した。 〜 to be continued later 〜 − next - |
反省文。
っていうか、まだ続けるのかってカンジですね(笑)
ハイ、続けます!って大きく返事してやりたいですけど、これは次で終わりです。
マジで今回終わらせようと思ったんですけど、何故か終わらせませんでした(謎)
菊丸は命知らずですね。。。不二が何時来てもおかしくない状況で手塚に抱きつけるとは・・・
そして、手塚。君ももうちょっと不二に警戒心を持ちましょう(誰)
大石は菊丸の躾をきちんとしたほうが、自分のためかと思うぞ(爆)
多分、身のほど知らずは菊丸くらいだろうから。。。
毎回毎回、不二に睨まれる菊丸を助けなきゃいけないのは、君なんだからさ(笑)