『Sweet spell』   
 

   たった一言で全てが変わる

   言葉の魔力は

   俺だけのために有る―――

 
 
 
 

「俺、休憩」

 ラリーを中断させて、跡部はコート脇にあるベンチにドサッと腰を下ろす。

 その様子に、手塚は思わず苦笑した。

「何だよ……」

「いや、何でも無い」

 さすがにもう疲れたのか?とは聞けずに笑いを堪えながら、

 手塚は手近に転がるボールを2個拾ってベースラインに立つ。

 左手で高くトスを上げ、高い打点でラケットを振りぬく。

 ボールはセンターライン上に落ちて、イレギュラーバウンドをしてコートに転がった。

「さすが…右でも、コントロールは抜群だな」

「運が良かっただけだ。まだ練習中だ」

 そう言って、手塚は再び高くトスを上げる。

 手塚は無言でサーブ練習を続けた。

 跡部は、ただそれを眺めている。

 サーブのトスを上げるときに、ポロシャツの裾から手塚の白い肌が一瞬見える。

 それに気付いて、跡部は口の端がにやけた。

 トスをあげた手塚に、跡部は声をかける。

「なぁ、手塚。それって誘ってんのか?」

「は?!」

 思わぬ言葉に、ラケットを振りぬくタイミングがずれ、ボールはネットに掛かってしまった。

 跡部はニヤニヤと笑いながら、再度問い掛ける。

「誘ってんのか?」

「な……!!バ、バカなことを言うな。そんなわけないだろッ!」

 顔を紅くさせて否定する手塚は、跡部にとって可愛いことこの上ない。

「お前、本当に可愛いよな……」

 そう小さく呟くと、ちょいちょいと手塚を手招きする。

 手塚は訝しがりながらも、素直に跡部の前に歩いてきた。

「何だ?」

「ちょっと耳貸せ」

「??」

 眉間にしわを寄せて首を傾げながらも、手塚は跡部に耳を近づける。

「可愛すぎ」

「?!」

 跡部が耳元で囁くと、手塚は硬直した。

 その隙に、手塚の頬にチュっとキスをする。

「あ、跡部!!」

 驚いて体を離そうとした手塚を、跡部は左手で右腕を掴み右手で腰を引き寄せた。

「何今更驚いてんだよ?頬にキスぐらいで……」

「は、離せ!他人に見られるだろう?」

 真っ赤になって跡部を睨みつける手塚に、跡部はニヤッと笑った。

「こんな場所には誰も来ねぇよ。まぁ、もし来たとしてもいいじゃねえか?

俺はカッコイイし、お前は可愛いし?一般人にとっちゃ目の保養だろ」

「だから!可愛くないといつも言っているだろう」

 跡部の言うように、この場所に人がほとんど来ないのは手塚も知っている。

 だから、跡部に抱き寄せられている状況よりも、

 手塚にとっては可愛いと言われることのほうがよほど恥ずかしかった。

 そのことに気付いている跡部は、意地悪く笑うと再び耳元で囁く。

「可愛いぜ?」

「ッ!!」

 一瞬硬直した手塚の唇にキスをおとしながら、跡部は「可愛い」と囁きを繰り返す。

「…か、可愛くない」

 視線をフイッと逸らして否定する手塚を、跡部は笑った。

「そういうのが可愛いって言うんだ。……お前、絶対に俺以外の前でそんなコトすんなよ?」

「するわけないだろっ」

 睨みつける手塚の視線を、跡部は真っ直ぐに見つめ返す。

「絶対だな?」

 念を押す意思の強すぎる視線から避けるように、手塚は俯いた。

 そして小さくため息をついて、聞こえるか聞こえないかの小さな声で呟く。

「……跡部の前だけだ」

 思わぬ言葉に一瞬驚いた表情をした跡部は、すぐ満足そうに笑って思いきり手塚を抱きしめた

 
 
 

〜 Fin 〜

   

反省文。

遅くなって申し訳無かったです。果澄様、キリリクのSSである跡塚砂吐きストーリー(ぇ)
どうかな。。。コレって甘い話しなんでしょうか??
そもそもそこが問題な気がしてきた(笑)
一体全体甘い話しとは何なんでしょうね・・・(遠い目)
しかも、読み返せば、相当不自然な終わり方だということも判明・・・(ぇ)
。。。まだまだだね(誰)
果澄様、こんなんでよろしければ貰ってやってください(一礼)

っていうか、こんな跡塚、跡塚じゃない!!(オイ)
むしろ、こんな跡部は、跡部じゃないと思う俺です(最悪)
だったら、書きなおせって感じですけどね・・・でも、俺的に甘い話って苦手で。。。(汗)
新婚?の話とかにすべきでしたかね。。。(謎)
精一杯がコレなんですよ。。。